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秋田県男鹿の「なまはげ館」

ナマハゲってのは旧正月に子供を脅かす野蛮な行事だ。今でも十分に恐い祭りだが、電気のなかった昔はもっと恐かった。

静かな夜にしんしんと降る雪。そこに、遠く離れた隣家から、子供の悲鳴と野太いの怒号が風に乗って聞こえてくる。そして我が家に近付く謎の一行の足音。ドンドンドン。扉を叩いて四股を踏み、乱入する鬼の群れ。ギャ~!

「悪い子は居ねが~」「怠け者は居ねが~」

押し入れや襖(ふすま)の影に隠れていた子供たちは泣いて許しを乞うが鬼に担がれてパニックだ。そこへ家主が登場し、用意していた酒膳の前に鬼をなだめて座らせる。「今年と稲の出来はどうかね?来年は豊作だといいんだが」とか「子供たちは家の手伝いしとるかね?勉強しとるかね?」なんて世間話をして、鬼に気持ちよく飲み食いさせて帰ってもらう。鬼が歩き回った後に落ちる藁は子供たちの無病息災のお守りとして頭に巻かれる。子供にとって完全にホラーなこの行事について考えてみた。

ナマハゲは未婚の若者組から選ばれる。モラル(説教)とアンモラル(包丁・脅し・鬼の姿など)を体現する祭りの主役だ。子供たちは泣き叫び許しを請うだけの役。大人はナマハゲを退治はしないが酒や膳で懐柔し、穏便に帰ってもらう役。全ての世代がまるで違う役割で祭りの重要な部分を担うのだ。

【子供】ナマハゲを穏便に追い返す大人を尊敬する。
【若者(ナマハゲ)】子供に説教する。若者はナマハゲの面を着けているときだけモラルを過剰に押しつけるアンモラルな行いを許される。
【大人】ナマハゲに子供を説教してもらい、ナマハゲと穏便に話をつけて帰ってもらう。


日常を円滑に運行するためにはリアル(共同体の生の姿)を隠ぺいした方がスムーズだ。しかし、リアルから遠ざかって生きるとツマラナサが蓄積してくる。そこで「ナマハゲ」を通して一日だけリアルを再現するのだ。そうして普段、無意識に沈んでいる感情を発散したり、リアルを再認識して人間や共同体のことマトモに思考したりするための行事なんではないだろうか? そうして若者は、社会の構造を知り、社会の表面で行われているコトの意味を知り、大人になっていく…とイイナ〜。
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この記事にコメント
野蛮だな~
ぜったいに秋田へは旅行にいきません。秋田人を軽蔑します。
From: うういい * 2008/01/27 19:47 * URL * [Edit] *  top↑
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